都議会レポート 2013.1.1発行
今年もよろしくお願い申しあげます。
今年1年が皆様にとって素晴らしい年となりますように、
精一杯頑張ります。
 
衆議院議員選挙に対する想い。
昨年12月の衆議院総選挙、予想を超える厳しい審判が下りました。
この結果は、民主党に痛快な大改革を期待したにもかかわらず、
その期待を果たせなかったからです。
選挙期間中「うそつき」「民主党にはもう期待しない」と罵声を浴びせられたり、
たくさんのご指摘をいただきました。
それらのご批判、ご指摘を真摯に受け止め、厳しく反省する必要があると思います。
この3年間を振り返れば、反省点のなかに再生へのヒントが隠されているはずです。
負けた今こそ皆様の厳しい声を積極的に集め、分析し、
改善することで再起への糧にしたいと考えています。
 
諦めず、再生を目指しがんばり続けます!
確かに、民主党の再生は容易ではないでしょう。
しかし、ここで諦めたら、自民党に代わる選択肢が有権者になくなってしまいます。
振り返れば、政権交代に13年を要した今の民主党の母体となった旧民主党は
1996年に結成され、その後、1998年新民主党として結党した時に
『生活者」「納税者」「消費者」の立場を代表』する政党になることを宣言しました。
この理念による「コンクリートから人へ」は決して間違ったものではありません。
消えた年金を追求し、事業仕分けで無駄を削減し、建設業界の雇用を
守りつつも公共事業を32%削減でき、 一方で、教育予算は7%も増額できました。
この結果、高校無償化が実現でき、少人数学級などにより子ども達の教育環境が
飛躍的に改善されました。
こうした仕事は霞ヶ関の官僚に寄りかかっている自民党には出来ない仕事だと
確信しています。
 
 
事実、衆議院で公明党と合わせて3分の2を超える自民党中心の巨大な政権は
官僚組織とは親和的であり、地域主権改革に積極的だとは言えません。
財界の利益を代弁 し、建設業者を潤す公共事業の拡大にも前向きです。
ずさんな原子力行政を反省はしても、原発稼動継続の選択肢は捨てていません。
憲法9条改正や「集団的自衛権の行使」容認も視野に入れているところに
民主党の対立軸が存在すると考えます。
この対立軸を鮮明にし、3年間の反省とともに、一つ一つの政策を
磨いていくことこそが、再生の鍵になると考えます。
 
猪瀬直樹新知事と都議会民主党の関係
衆議院選挙と同日、東京都知事選挙が行われ、前の副知事であった
猪瀬直樹氏が圧倒的な勝利をいたしました。
私たち都議会民主党は、猪瀬新知事とは緊張感を持った良い関係を持って、
今後の東京都政運営を行います。
石原前知事との関係でも同じでしたが、何でもかんでも全て賛成する与党でもなく、
また全て反対する野党でもなく、良い政策には一緒に協力するアクセルとなり、
悪い政策にはブレーキとなる 『是々非々』 の関係を貫いてまいります。
石原前知事時代は、ディーゼル規制、オリンピック招致、教育改革などには
賛成しましたが、築地市場の豊洲移転、新銀行東京などには反対しました。
 
猪瀬新知事とは、各政策で激論を繰り広げます。私も楽しみです。